ヘリコバクター・ピロリ感染症認定医による検査・除菌を実施しております。
保険適用範囲も広がりましたので胃癌予防のため受診をお勧めします。
早めの除菌で、胃がんリスクを抑える
ピロリ菌は、およそ30年前に確認された細菌で、正式には「ヘリコバクター・ピロリ」と言います。
井戸水や家族から感染するという説があります。
胃酸の中でも生息して、胃がんや、その他の疾患の原因となります。早めに検査を受けて、感染している場合には除菌しておきましょう。
なお、当院では、日本ヘリコバクター学会ヘリコバクター・ピロリ感染症認定医が一連の検査や治療を行います。
ピロリ菌は胃がんの原因になる
ピロリ菌に感染すると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるだけでなく、さらに慢性的に胃に炎症を起こすことでがんのリスクを高めます。
ピロリ菌による慢性胃炎は自覚症状がほとんどないため、気づいた時には既に胃がんができているといったことも珍しくありません。
胃内視鏡検査でピロリ菌感染を確認する
ピロリ菌に感染している胃は、粘膜が薄い、ヒダが太い、ヒダが蛇行する、粘膜が付着する、黄白色の小さな隆起が見られるなど、様々な特徴があります。
そのため胃内視鏡検査で、ピロリ菌の感染はある程度調べることができます。
一方、ピロリ菌に感染していない胃は、細い血管が規則的に配列していたり、胃底腺ポリープという良性のポリープが見られたりします。
ピロリ菌検査の方法
ピロリ菌に感染しているかどうかは、上記のように胃の中の様子を観察するだけでなく、胃の細胞を採取する検査、血液検査、尿検査、便検査、呼気試験などによって確認することができます。
これらの検査によって感染が確認された場合には、お薬を使って除菌していくことになります。